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第一志法寮開設に当たって

1.(はじめに)

平成20年2月に開催された第4回中大法科大学院生と中大法曹との懇親会(エクスターンシップ生との)に初めて出席しました。
その会で同じテーブルに着いた学生から,勉強時間を確保するためロースクールの近くにワンルームマンションを借り,賃料を節約するためロースクール生2人でルームシェアしているという話を聞きました。

2.(勉強時間の確保)

私は,ロースクール生から住居について苦労しているという話を聞いたとき学生時代のことを思い出しました。
私は,昭和37年4月に中大に入学し41年3月に卒業し,42年に司法試験に合格しました。
当時中大は駿河台にあり,司法試験の合格者は全国一であり,多くの先輩が合格していることから,どうしたら合格するかについて多くの先輩の意見を聞きました。
合格するためには自己の能力の限界まで勉強する必要があり,それには勉強時間を確保する必要があると思い,大学の近くに下宿をさがすこととしました。
幸に大学の図書館から徒歩で1分のところ(駿河台3丁目5番地)に下宿がみつかりました。
その下宿は,木造2階建の建物で建坪は1階が約30㎡2階が約30㎡という小さな建物でした。1階に8畳の和室とトイレ,洗面所があり,1階8畳の間に大家さん親子2人が住み,2階に6畳と3畳の二間がありそこを中大生に貸しており,そこに下宿した先輩で司法試験に合格した人が何人もいました。
その下宿の二階6畳の間は通りに面していましたが,3畳の間は通りに面しておらず,一日中日光が全く当たらない部屋でした。
6畳の間と3畳の間の間はふすまで仕切られていて独立性がありません。3畳と6畳の間を3人で共同使用している生活で,また,トイレ,洗面所は大家さんと共同使用していました。風呂は近くの公衆浴場へ週に3回位行くという生活をしていました。

3.(図書館の利用)

部屋が狭くしかも同居人がいるので朝早く起きて午前8時に大学の図書館に入り午後10時閉館まで勉強しました。一日中図書館にいる訳ではなく,図書館に席を確保し授業に行ったり,友人とゼミをしたり,食事をしたりしましたが図書館の席は本や荷物を置いて1日中独占するという人が多くいました。
このように,当時の中大図書館には,開館から閉館まで図書館に席を確保して机にしがみついて勉強し図書館を自習室として使用する人が多くおり,これらの人を図書館族といっていました。図書館族から司法試験の研究室に入室した人や,図書館族のまゝ司法試験に合格した人も多くおられます。

4.(研究室入室)

私は,大学3年生のとき真法会研究室に入室し,図書館族を卒業しました。当時研究室は水道橋にあったので,研究室入室後は勉強時間を確保するため研究室から徒歩5分のところ(文京区本郷1丁目)へ下宿を移し,毎日午前8時から午後10時頃まで研究室で勉強しました。私が司法試験の難関を突破できたのは,真法会で勉学することができたことと,自ら時間を有効に使う生活環境を作り受験のため集中できるようにしたからであると思っています。

5.(第一志法寮の開設)

私の大学時代の下宿生活を思い,ロースクール生に中大ロースクールから徒歩圏で寮的な施設ができないかと検討しました。その結果ロースクールから徒歩3分の至近距離の場所に9室の寮を作ることができました。
この寮は,単なる下宿を提供するのではなく,寮に入って一日も早く合格するための学問の研鑚と寮生同志が相互に交流し切磋琢磨する場所としたいと思います。この趣旨で開設する寮ですから,寮内においては,禁煙とし,テレビ持込を禁止し,他の寮生に迷惑をかけず勉学に専念できる環境を維持し入寮者において自己の限界に達するまで勉強してもらいたいと思います。

平成22年1月
株式会社 虎ノ門法曹ビル
代表取締役 千賀 修一
(東京弁護士会所属弁護士)

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